ブラック・ジャック その2 オペの順番

オペの順番
 
ブラック・ジャックにおいて、実は自然とか生き物って
かなーり重要なテーマだと思うのよね。
手塚治虫先生って、そのペンネームからも分かるとおり、
生き物や自然が本当に好きだったのね。
このお話も、そんな生き物や自然への深い愛が感じられる
お話なのよ。
 
おおまかなあらすじ
手術の順番はイリオモテヤマネコ、赤ちゃん、お偉いさんよ!
 
このお話では、他人から見れば、人間を先に治療してから
猫の治療だろう!ってなるけど、ブラック・ジャック
傷の大きさの順に治療していったの。
(まぁ、これがイリオモテヤマネコじゃなくて、普通のノラネコ
だったら、赤ちゃんと順番が逆になったかも。と思ったりするけど
そういうのは野暮ってもんよね。)
 
イリオモテヤマネコってね、すっごく希少なの。
私も昔イリオモテヤマネコを探しに西表島に行ったことが
あるんだけど、ほんと全然見つからないのよ。
地元の人でも、見たことないってひとが多いんですって。
イリオモテヤマネコが数が少ない上に、そもそも夜行性で、
地元の人は夜出歩かないからっていう話よ。
 
さぁ、この話における私の好きなシーンはこれね
 
絶滅の危機に瀕している動物に対して、
ごめんなさいという気持ちと頑張って!っていう
気持ちを多分誰しも持ってると思うのだけれど。このシーンを見て、
「絶滅しそうな動物たち・・・いなくならないでーーーーー。。。」って思っちゃう。
身勝手な話だけれども。
 
流石に開発をやめさせるまではいかなくても
一つでも行動に起こせるような人間になりたいものね。