聖☆お兄さんについて
聖☆お兄さんについて
こんにちは。梶原もも代の漫画喫茶へようこそ。今日もオススメの漫画を紹介していくわね。
「聖☆お兄さん」よ。
じゃ、ちゃっちゃとあらすじいくわよ！
世紀末を無事に終えたブッダとイエスは、二人仲良く人間界へバカンスに行くの。で、立川の安アパートを借りて生活してく…ってのんびりとした日常系漫画ってとこね。もちろん人間とのお付き合いもあれば、二人で積極的に人間界の観光スポットを満喫もするんだけど、そこでのやりとりがクスッとくるのよね。
①節約家のブッダ
ブッダは基本的に穏和でソフトな性格なんだケド、修行時代が長かった分、すごくストイック。特に節約に関しては浪費家タイプのイエスにブツブツ。イエスに石と水を入れたコップを渡して「石をパンに、水をブドウ糖にできたよね？」って真顔で返してるシーンなんか辛辣でよかったわぁ。
流行りものが大好きで、SNSにも奮って参加するイエス。浅草に行った時なんて新選組の衣装を欲しがったりと、浪費家なトコロに可愛げがあるのよね。我慢しすぎると蕀の冠で出血する、っていう設定でブッダを困らせるめんどくさい奴。だけど嬉しがってる時なんかは逆に薔薇の花咲かせちゃうくらい分かりやすいから、どこか憎めないのよね。
③神様ギャグという新しいジャンル
二人の神様から見えてる人間界ってなんて不思議なんだろう、って気持ちになるのがこの作品の楽しいところね。ブッダが昼寝しようとするとわんさか動物たちが集まってきて、「涅槃じゃないから！」って焦るとことか、刑務所歴7年の極道さんからイエスの修行歴を勘違いされてアニキ呼ばわりされるとこに小さい笑いが起こるはず。あたしとしてはなぜか漫画家を志すブッダの作品「悟れ！アナンダ！」のフレーズに爆笑した思い出があるわね。
この二人が暮らしてる舞台は東京の立川ってトコね。聖地巡礼もかねて東京観光ってのもいいかもね。
今日はここまで。また明日ね。
